ぴかのフィールドノート
主に野鳥に関する観察記録をまとめてみました。このページに関するご意見ご感想、叱咤激励は下記アドレスまでお願いします
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ナミビア 2006年4月11-13日
基本情報
宿・レンタカーなど: 詳細は旅行記第22便をご参照下さい)
フィールドガイド: I. Sinclair P. Hockey W. Tarboton, SASOL Birds of SOUTHERN AFRICAを使用。ジンバブエの首都ハラレ市内の書店で購入。ナミビア・南アフリカの主要都市の書店でもみかけましたが、インフレの影響かハラレが一番安かったです。
ナミビアでは首都のヴィントフックでレンタカーを借りて、2泊3日でナミブ砂漠、スワコプムンド、ヴィントフック郊外のゲームパークなどを観光しました。ナミビアはほぼ縦に植生が分かれていて、大西洋側から順に砂漠地帯(ナミブ砂漠)、カルーと呼ばれる半砂漠地帯、サバンナとなっていて、それぞれの環境に特化した鳥がみられます。
サバンナを走っていると、木にかけられた巨大な巣がときどき現れます。これはシャカイハタオリの巣で、アパートのような集団住宅になっていました。カルーではたびたびダチョウのペアや家族をみかけました。

左:シャカイハタオリの巣 右:巣の入り口付近に止まるシャカイハタオリ(見張り番?)
ナミブ砂漠では国立公園内のキャンプ場に泊まり(実際はキャンプサイトがいっぱいで、入口付近の空き地にテント張ったんですけど)、ここではセジロネズミドリ、カタジロサバクヒタキ、クリムネサケイなどをみることができました。また、同じくナミブ砂漠のソフスフレイの駐車場では、キクスズメ、ホオグロスズメ、アカオイワビタキなどがみられました。アカオイワビタキは、車にぶつかってはりついた虫の死骸がお目当てらしく、家族でワラワラと駐車中の車に群がっていましてん。

車にはりついてた虫を食すアカオイワビタキ(かなり人慣れしてる)
スワコプムンドは海辺の小さな港町で、海沿いの公園にはアフリカギンカモメがわらわらしていました。町の入口(南側)は河口になっていて水鳥が多く群れているのがみられましたが、残念ながらそばに近づく事はできませんでした。河口の南側の砂浜は一部が保護区になっているらしく、車などが入らないようにロープが張ってある箇所がありました。繁殖期が過ぎた今は鳥は少な目でしたが、飛んでいくオオアジサシやモモイロペリカン、キョウジョシギ、ハジロコチドリがみられましてん。ここの砂浜は非常に砂が深く柔らかい箇所があるので、四駆でない人は要注意です〜

アフリカギンカモメ
さて、ヴィントフックに戻ってから、町の中心から車で30分ほどいった所にあるゲームパークで、夕方3時間ほどを過ごしました(公園内で宿泊しない人はPM6時までに退出しなければならんのです)。ケニアのマサイ・マラやボツワナのチョベなどの国立公園に比べたら、とても小規模の公園なのですが、肉食哺乳はいないものの、キリンの一種、ヒヒ、ヌー、その他の草食哺乳を何種かみることができましてん。
鳥のほうは、樹上性のものでは他のブッポウソウ類に比べちょい地味めなモルッカブッポウソウ、メタリックグリーンが綺麗なブロンズミドリカッコウ、シマアフリカアオゲラ、アカガタテリムクなどがみられました。また公園事務所やレストランのあるエリアの奥にある大きな池では、エジプトガン、アカハシオナガガモ、アフリカヘビウなどの水鳥や、岸辺の木で営巣するメンガタハタオリなどがみられました。
最後に、ナミビアと言えば、乾季(7月頃)のエトーシャ国立公園がとてもいいらしいです。大きな水辺があり、そこにたくさんの動物が集まってくるとのこと。私たちがナミビアを訪れたのは雨季の終わりかけで、しかも今年は雨が多かったらしく草木が例年よりも濃く茂り、動物が見にくい状況だったので今回は見送りました。いつかまた乾季に訪れてみたいもんです。
ナミビア鳥類リスト
| 学名 | 英名 | 和名 | ヴィントフック |
その他 |
| Struthio camelus | Ostrich | ダチョウ | ● |
|
| Pternistis adspersus | Red-billed Francolin | サザナミシャコ | ● |
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| Alopochen aegyptiacus | Egyptian Goose | エジプトガン | ● |
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| Anas erythrorhyncha | Red-billed Duck | アカハシオナガガモ | ● |
|
| Campethera abingoni | Golden-tailed Woodpecker | シマアフリカアオゲラ | ● |
|
| Tockus monteiri | Monteiro's Hornbill | シロボシコサイチョウ | ● |
|
| Eurystomus azureus | Purple Roller | モルッカブッポウソウ | ● |
|
| Colius colius | White-backed Mousebird | セジロネズミドリ | ● |
● |
| Chrysococcyx caprius | Dideric Cuckoo | ブロンズミドリカッコウ | ● |
|
| Columba guinea | Speckled Pigeon | ウロコカワラバト | ● |
|
| Streptopelia senegalensis | Laughing Dove | ワライバト | ● |
● |
| Streptopelia capicola | Ring-necked Dove | アフリカジュズカケバト | ● |
● |
| Eupodotis rueppellii | Rueppell's Bustard | コノドグロショウノガン | ● |
|
| Pterocles namaqua | Namaqua Sandgrouse | クリムネサケイ | ● |
|
| Arenaria interpres | Ruddy Turnstone | キョウジョシギ | ● |
|
| Charadrius hiaticula | Common Ringed Plover | ハジロコチドリ | ● |
|
| Vanellus coronatus | Crowned Lapwing | オウカンゲリ | ● |
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| Larus dominicanus (vetula ) | Cape Gull (Kelp Gull) ★1 | ミナミオオセグロカモメ | ● |
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| Larus cirrocephalus | Grey-headed Gull | ズアオカモメ | ● |
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| Larus hartlaubii | King Gull | アフリカギンカモメ | ● |
|
| Sterna bergii | Great Crested-Tern | オオアジサシ | ● |
|
| Buteo buteo | Common Buzzard | ノスリ | ● |
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| Falco rupicoloides | Greater Kestrel | メジロチョウゲンボウ | ● |
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| Tachybaptus ruficollis | Little Grebe | カイツブリ | ● |
|
| Anhinga rufa | African Darter | アフリカヘビウ | ● |
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| Phalacrocorax carbo | Great Cormorant | カワウ | ● |
|
| Phalacrocorax capensis | Cape Cormorant | キノドハナグロウ | ● |
|
| Egretta garzetta | Little Egret | コサギ | ● |
|
| Pelecanus onocrotalus | Great White Pelican | モモイロペリカン | ● |
|
| Lanius minor | Lesser Grey Shrike | ヒメオオモズ | ● |
|
| Corvus albus | Pied Crow | ムナジロガラス | ● |
|
| Dicrurus adsimilis | Fork-tailed Drongo | クロオウチュウ | ● |
● |
| Oenanthe monticola | Mountain Wheatear | カタジロサバクヒタキ | ● |
● |
| Cercomela familiaris | Familiar Chat | アカオイワビタキ | ● |
|
| Onychognathus nabouroup | Pale-winged Starling | ハジロテリムク | ● |
● |
| Lamprotornis nitens | Red-shouldered Glossy-Starling | アカガタテリムク | ● |
● |
| Parus cinerascens | Ashy Tit | ススイロガラ | ● |
|
| Hirundo fuligula | Rock Martin | アフリカチャイロツバメ | ● |
|
| Hirundo cucullata | Greater Striped-Swallow | ズアカコシアカツバメ | ● |
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| Pycnonotus brunneus | Red-eyed Bulbul | アカメチャイロヒヨ | ● |
● |
| Prinia flavicans | Black-chested Prinia | ムナグロハウチワドリ | ● |
|
| Passer domesticus | House Sparrow | イエスズメ | ● |
|
| Passer motitensis | Southern Rufous-Sparrow | オオスズメ | ● |
|
| Passer melanurus | Cape Sparrow | ホオグロスズメ | ● |
|
| Sporopipes squamifrons | Scaly Weaver | キクスズメ | ● |
|
| Plocepasser mahali | White-browed Sparrow-Weaver | マミジロスズメハタオリ | ● |
● |
| Philetairus socius | Social Weaver | シャカイハタオリ | ● |
|
| Ploceus velatus | Southern Masked-Weaver | メンガタハタオリ | ● |
※ヴィントフックには、ゲームパークと市内でみた鳥が含まれます。
※その他には、ナミブ砂漠、スワコプムンド、移動中などにみた鳥が含まれます。
★1 Cape Gull は現在Kelp Gull(Larus dominicanus)の亜種(Larus. d .vetula)となっていますが、南アフリカの鳥学会では別種(Larus vetula)として記載する動きがあるようです。フィールドガイドではCape Gullとなっていました。